ステンレス鍋は頑丈で耐久性に優れており、正しい使い方であれば一生ものとして使えます。
しかし、注意しなければならないこともあります。
この記事では、ステンレス鍋で避けるべき行為や注意点について紹介します。
今回は、
ステンレス鍋のメリット
ステンレス鍋のデメリット
ステンレス鍋の使用上の注意点
ステンレス鍋のお手入れ方法
についてご紹介します。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
ステンレス鍋のメリットは?
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①耐サビ性
ステンレス鍋はその名が示す通り、サビにくい性質を持っています。この耐サビ性は、鉄にクロムを添加することで実現されます。表面に形成される酸化クロムの皮膜により、ステンレス鍋はサビにくくなっています。
②頑丈さ
ステンレス鍋は他の金属製鍋に比べても、驚くべき丈夫さを誇ります。アルミやホーローなどの鍋が、酸やアルカリに弱かったり、衝撃や温度変化に敏感であるのに対し、ステンレス鍋はその強度と硬度によって、変形することなく長く使える特徴があります。
③高い保温性
ステンレス鍋は熱伝導率が低いため、一度温まった鍋が冷めにくく、高温を保持しやすいという利点があります。この性質は、真空二重構造の水筒やタンブラーなどにも採用されるほど高い保温性を示します。
ステンレス鍋のデメリットは?
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①焦げやすい
ステンレス鍋は熱伝導率が低いため、熱のムラが発生しやすいです。また、鍋底が高温になりやすく、焦げ付きのリスクがあります。特に焼くや炒めるなどの調理では、焦げ付きが起こりやすい傾向があります。例えばカレーを調理する際には、他のフライパンで炒めてからステンレス鍋で煮込むことで、焦げ付きを防ぐことができます。
②重くて扱いにくい
ステンレス鍋は鉄とクロムを混ぜた金属で作られています。そのため、比重の重い鉄を使用しているため、ステンレス鍋自体が重くなりがちです。特に大きなサイズや厚みのある鍋ほど、取り扱いが困難になります。食材や水がたっぷり入った状態では、持ち上げるのが大変な場合もあります。
③変色しやすい
ステンレス鍋は変色する可能性があります。虹色の変色は、水道水中のミネラルがステンレス鍋の表面に付着したもので、健康上のリスクはありません。茶色い変色は、空焚きや強火によって被膜が変色したものであり、黒い汚れは製造時の研磨剤のカスや被膜の剥がれたものです。これらの変色は洗浄すれば取り除くことができます。
ステンレス鍋には以上のようなデメリットも存在します。
最適な使い方を理解するために、これらのデメリットを把握しておきましょう。
ステンレス鍋の使用上の注意点は?
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①焼く、炒める、揚げ物はできない
ステンレス鍋は熱伝導率が低く、熱ムラが生じやすいため、焼く、炒める、揚げ物の調理には適していません。このような調理法は焦げ付きのリスクが高まります。ただし、一部のマルチタイプのステンレス鍋は例外です。
②強火にかけない
ステンレス鍋を強火にかけることは避けるべきです。強火にすると、鍋底が焦げ付く可能性が高まります。小さな鍋では、持ち手が焦げる可能性もあります。最初は中火で加熱し、数分間空焚きすることで鍋の負担を軽減できます。
③長時間加熱しない
ステンレス鍋を長時間加熱するのは避けましょう。長時間加熱すると、鍋が変形したり、外側が変色したりする可能性があります。また、加熱が鍋底に集中しすぎると、食材が焦げることがあります。
④塩分の強いものの保管
ステンレス鍋に塩分の強い料理を入れたままにするのは避けましょう。塩分や酸が鍋にサビを生じる恐れがあります。カレーやスープなどの残り物は、別の容器に移し替えてから鍋を洗うようにしましょう。
⑤急激な温度変化を避ける
急激な温度変化を鍋底に与えるのは避けましょう。急激な温度変化で鍋底が変形したり、外れたりする可能性があります。また、繰り返し急激な温度変化を与えると、金属疲労が起こる可能性があります。
⑥金属製の調理器具を使わない
金属製の調理器具を使うと、ステンレス鍋が傷ついたり変色したりすることがあります。できるだけ木製やシリコン製などの調理器具を使用し、ステンレス鍋を傷つけないよう注意しましょう。
⑦強い洗剤で洗わない
強い洗剤を使ってステンレス鍋を洗うのは避けましょう。強い洗剤は鍋肌を傷つけたり変色させたりする恐れがあります。食器用中性洗剤や弱アルカリ性洗剤を使用し、やわらかいスポンジで洗うようにしましょう。
以上の点に注意してステンレス鍋を正しく用いましょう。
ステンレス鍋のお手入れ方法は?
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基本的な手入れ方法
ステンレス鍋を使用した後は、食器用洗剤を使ってスポンジで丁寧に洗います。
汚れをしっかり落とし、洗剤を十分に洗い流してください。
残った汚れが塩分や酸を含んでいると、サビの原因となります。
洗った後は、十分に乾燥させることが重要です。
最適な方法は布で水分を拭き取ることです。
サビの処理方法
ステンレス鍋はサビにくい素材ですが、完全にサビないわけではありません。
もしサビが発生した場合は、早めに処理することが肝要です。
クリームクレンザーを使用して、スポンジでサビをこすり落としてください。
また、粉末状の重曹をサビ箇所に振りかけ、5〜10分放置した後、スポンジでこすって取り除く方法も有効です。
日常のお手入れ方法やサビの発生時の対処法について覚えておきましょう。
まとめ
今回は、ステンレス鍋のメリット、ステンレス鍋のデメリット、ステンレス鍋の使用上の注意点、ステンレス鍋のお手入れ方法についてご紹介させていただきました!
・ステンレス鍋のメリットは①耐サビ性②頑丈さ③高い保温性
・ステンレス鍋のデメリットは①焦げやすい②重くて扱いにくい③変色しやすい
・ステンレス鍋の使用上の注意点は①焼く、炒める、揚げ物はできない②強火にかけない③長時間加熱しない④塩分の強いものの保管⑤急激な温度変化を避ける⑥金属製の調理器具を使わない⑦強い洗剤で洗わない
・ステンレス鍋を使用した後は、食器用洗剤を使ってスポンジで丁寧に洗い十分に乾燥させる。
ステンレス鍋を使用する際にぜひ参考にしてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました!!!