腐りにくいイメージのお酒ですが、焼酎はいつまで日持ちするのか知っていますか?賞味期限はあるのでしょうか?
今回は、焼酎の日持ち・賞味期限の目安について紹介します。
焼酎はいつまで飲むことができるのか・腐るとどうなるのか・日持ちさせるポイント・劣化した焼酎の活用法も紹介しますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
焼酎の賞味期限の目安は?いつまで飲める?
芋や米などの材料から作られている焼酎は、製造過程で蒸留をする際に不純物が取り除かれるため腐りにくいのが特徴です。そのため、焼酎には賞味期限がありません。
市販の焼酎に記載されている日付は、賞味期限ではなく「製造日」なので間違えないように注意しましょう。
未開封の状態で正しく保存をしていれば、その製造日から約10年は日持ちすると言われていますが、未開封でも劣化は進みますので美味しく飲める期間のうちに飲み切ることをおすすめします。
焼酎(未開封)の美味しく飲める期間は以下の通りです。
- 瓶:約2年
- 紙パック:約1年半
- ペットボトル:1年半
このように未開封の状態であれば長く日持ちしますが、一度開封をすると空気に触れて雑菌が入りやすくなるので、開封済みの焼酎は早めに飲み切ることをおすすめします。
焼酎が腐るとどうなるの?
焼酎は滅多に腐ることはありませんが、劣化が進むと次のような特徴があらわれます。
【劣化した焼酎の特徴】
- カビの臭いがする
- 酸味の強い臭いがする
- 黒ずんでいる
- 白い浮遊物がみられる
- おり(沈殿物)がある
- 酸味が強い
- まろやかさが失われている
開封後の焼酎は、日が経つと酸化が進み、風味が落ちて酸味の強い臭いやカビ臭さが目立つようになります。
また、保存環境が悪いと旨味成分が凝縮し、おり(沈殿物)や浮遊物があらわれます。体に害はないので飲んでも問題はありませんが、劣化が進んでいる証拠なので飲むことは控えましょう。
焼酎を日持ちさせるポイント
ここからは、焼酎を美味しく日持ちさせるポイントを紹介します。
少しでも長く焼酎を保存したいときは、ここで紹介するポイントを抑えて正しく保存しましょう!
匂いの強いものの近くで保存しない
焼酎を保存する際は、柔軟剤やキムチなど匂いの強いものの近くで保存しないように注意しましょう。
焼酎は匂いの強いものの近くで保存をすると、焼酎が匂いを吸収して香りが落ちてしまいます。
しっかりと蓋を閉めていても隙間から匂いが入り込んでしまうこともあるので、ニオイ移りが気になる方は栓をした上にラップを巻いて輪ゴムでしっかりと止めておくのがおすすめです。
直射日光を避けて10℃前後の温度が一定した場所で保存
焼酎は直射日光に当たると酸化が進み風味が落ちてしまいます。
焼酎を日持ちさせるためには、直射日光を避けて冷暗所で保管しておきましょう。
また、焼酎は温度変化にも弱く、暑すぎても涼しすぎても日持ちが悪くなります。
そのため、10℃前後の温度が一定した場所で保管しておきましょう。
劣化した焼酎の活用法!
劣化した焼酎は、飲む他にも次の活用法があります。
- お風呂に入れる
- 肉や魚の下処理に使う
劣化した焼酎をコップ1杯ほどお風呂に入れて焼酎風呂にしてみましょう。アルコールを入れることで血行促進の効果が期待できます。
また、焼酎は肉や魚の臭み取りにも有効です。
肉や魚を調理する際はドリップを水で流す代わりに焼酎を使って洗うと臭みが取れるのでおすすめですよ。