あまり日持ちしないいちごですが、腐るとどうなるか知っていますか?
保存しているうちに黒く変色していたり黒い斑点が出来てしまうことがありますよね。
今回は、腐ったいちごの特徴・いちごの黒い斑点の正体・カビが生える原因・いちごにカビが生えても食べられるのか・食べてしまった時の対処法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
いちごが腐るとどうなるの?
まずは腐ったいちごの特徴を紹介します。
- いちごの表面が黒や白に変色している
- 汁が出ている
- ぶよぶよしている
- いちごの表面が柔らかくなり変形する
- カビ臭くなる
- 酸っぱい臭いがする
いちごが傷み始めると、傷んだ部分から汁が出ます。そして表面が鮮やかな赤から黒・白に変色します。いちごの表面がぶよぶよしたり変形していると腐っている可能性が高いので注意しましょう。
ニオイに異変がなく少し傷んでいる程度であれば加熱をしてジャムにしても大丈夫ですよ。
いちごにできる黒い斑点の正体は?
水分量が多く傷みやすいいちごですが、保存しているうちに黒い斑点ができてしまったなんてことありますよね。
ここでは、いちごにできた黒い斑点の正体や、黒くなっている毛や粒の部分は食べることができるのかを紹介します。
いちごの黒い斑点はカビ
いちごに黒い斑点が所々についている場合はボトリティス・シネレアというカビ菌の可能性が高いです。
黒い斑点の正体であるボトリティス・シネレアは、多くの野菜や果物に繁殖しやすい菌だと言われています。
特にいちごは果肉が柔らかく温度変化に敏感なため、カビが生えやすく日持ちもしないのです。
いちごの黒い毛はカビではなく雄しべ
いちごの実に生えている黒い毛はカビではなく雄しべです。
雄しべは収穫時などに抜け落ちてしまうことが多いので、見つけた時に黒い毛がついていると不安になってしまうかもしれませんが、雄しべがついているいちごは鮮度が高い証拠ですので安心して食べられます。
いちごの粒や種が黒いのは果実
いちごの表面にある粒はいちごの果実です。粒が黄色くなっていたり、黒くなっていたりと色が異なる場合がありますが、どの色も腐っているわけではありません。
粒が赤くなっているいちごは甘いと言われているので、購入据える際の参考にしてみてくださいね。
いちごにカビが生える原因・対処法は?
続いては、いちごにカビが生える原因や、カビが生えないための対処法について紹介します。
水分が残っている状態で保存していた
いちごは水分が残ったまま冷蔵庫で保存してしまうと、カビが繁殖しやすくなります。
いちごを保存する際は洗わずに冷蔵庫に入れましょう。いちごに水分がついている場合はキッチンペーパーでしっかりと拭きとってください。いちごは食べる直前に洗うようにしましょう。
パックで擦れた・いちご同士がぶつかって傷が出来た
果肉が柔らかいいちごは衝撃に弱い為、パックで擦れてしまったり、いちご同士がぶつかっただけでも傷ができて傷んでしまいます。
いちごを購入したら、タッパーなどの容器に移し替えて、へたを下にして入れると柔らかい部分が潰れるのを防ぐことができます。
いちごにカビが生えても食べられるの?
いちごにカビが生えたら食べない方が良いです。
一部だけにカビが生えていても、中まで菌が繁殖しているリスクがあるので注意してください。
カビが生えた部分だけ取り除いても菌は残っている可能性が非常に高いので食べずに処分した方が安心です。
カビが生えているいちごを食べてしまった時の対処法
少量であればカビの生えたいちごを食べても問題ないことが多いですが、多く食べてしまったり継続的に食べてしまって腹痛・下痢の症状がある場合は、早めに病院に行って受診しましょう。