チャーシューと角煮の違いとは

チャーシューと角煮の違いとは

この記事では、

・チャーシューとは

・角煮とは

・チャーシューと角煮の違いとは

についてまとめました。

チャーシューとは

角煮とは

魚（カツオ、マグロ）や豚肉を角切りにして煮た料理のこと。

魚の角煮は、昭和６年にカツオが大量に水揚げされた際に処分に困り、保存性も高いことからこのような料理にしたとのこと。
その後、マグロの角煮も登場しました。マグロの方が角煮を作る上では柔らかい仕上がりになります。身を切り分ける作業も楽なため大量に生産されるようになったとのこと。
サイコロ状に切り、沸騰したお湯のなかで煮熟（にじゅく）し、燻製したあと甘い調味料で煮込んだ料理です。

豚の角煮は、中国料理の「東坡肉（トンポーロー）」が起源となっています。
鎖国時代に長崎に伝わり「東坡煮（とうばに）」として和風にアレンジされました。それが、現代の豚の角煮にいたります。
砂糖の甘い味付けとショウガで煮込むことで、トロトロしたうまみのあるお肉になります。

チャーシューと角煮の違い

どちらも保存食として有効な料理です。
本来のチャーシューは、豚を焼いた料理でしたが、日本でアレンジされたチャーシューは煮る料理として作られています。

甘い煮つけをするため、角煮はチャーシューよりは高カロリーとなります。
日本のチャーシューはラーメンに合う塩気のある味付けが好まれます
チャーシューに使う場合は、バラ肉やをはじめロース肉やヒレを使っても良く、どの部位も違った味わいを楽しめる料理となります。
豚の角煮の場合は、バラ肉などのお肉でおいしく作ることができ、ロース肉やヒレなどの高価な部位を使用しなくても、トロトロで脂身を感じることができるのが利点です。

角煮まんじゅうは、どこの郷土料理？

角煮まんじゅうは、長崎県の名物料理です。
角煮は、中国の料理「東坡肉」をアレンジしたものです。
長崎の出島を通じて、長崎料理としてアレンジされました。
その後、手軽に角煮を楽しめるようにと考案された料理が「角煮まんじゅう」です。

現在では、長崎でのお土産といえば角煮まんじゅうを思い浮かべるひとが多いのではないのでしょうか。
白パンのようなふわふわな生地に角煮を挟んだ料理です。
角煮を生地に挟むために、角煮の汁気が程よく調整されています。
「まんじゅう」といえども、角煮のジューシーさを味わえます。

長崎のお土産で人気なカステラとはまた違って、肉の旨味と生地のやさしい甘みを感じれる、満足感のある郷土料理です。

「チャーシューメロンパン」とは？

横浜中華街で、「チャーシューメロンパン」という食べ物が話題となっています。
メロンパンの中には、小切りにされたチャーシューの餡がつまっています。
見た目は、肉まん風ですが、外側の生地がサクサクなのが売りのようです。

「チャーシュー（叉焼）メロンパン」お店で食べることができ、テイクアウトも可能なところも多いとのこと。

元々は、香港のミシュラン星付きレストランで登場したグルメです。
2018年ごろから日本でも少しずつ話題になり、漫画「ちいかわ」でも取り上げられた話題のメロンパンです。
食べ歩きが人気の横浜中華街で食べてみたいグルメのひとつでしょう。
今では東京のレストランでも食べる事ができ、話題が広がりつつある食べ物といえます。

チャーシューと角煮の効能とは

チャーシューと角煮はともに、ナイアシン、ビタミンB群が豊富。
豚はビタミンB群が豊富なため、疲労回復に有効です。また、抗菌・殺菌作用があります。
特にビタミンB１は、筋肉を作ったり、代謝促進をしてくれるため、ダイエットにも効果的です。
チャーシューを何枚も食べるのではなく、少なめにして取り入れれば、良い効果が出るでしょう。
ただ、豚の角煮は甘い味付けをしているので、ダイエットには不向きでしょう。

チャーシューと角煮のカロリー違いは

100グラムあたりのカロリーを比較しました。（カロリーSlismにて計算）
甘辛い味にするために、豚の角煮がいちばん高いカロリーになってます。
魚の角煮はヘルシーに食べられます。

• 豚の角煮　　　　　　　232カロリー
• 焼き豚（チャーシュー）172カロリー
• マグロの角煮（煮付け）134カロリー
• カツオの角煮　　　　　129カロリー

もっともカロリーが低いのは、カツオの角煮でした。
やはり豚肉だとカロリーが高くなりますので、気にされる場合は脂身が少ない部分を選ぶと良いでしょう。