MCＴオイルとココナッツオイルの違いとは

この記事では

・MCＴオイルとは

・ココナッツオイルとは

・MCＴオイルとココナッツオイルの違いとは

・MCTオイルを日常に

についてまとめました。

結論！MCTオイルとココナッツオイルの大きな違いは、中鎖脂肪酸の含有量です。

MCTオイルに含まれる脂肪酸は、中鎖脂肪酸が100％で、中鎖脂肪酸のみを抽出したものです。

それに対してココナッツオイルは、中鎖脂肪酸の割合は60％程度で、残りの40％は長鎖脂肪酸です。

また、MCTオイルは無味無臭、ココナッツオイルは独特の甘い香りがあるといった、風味にも違いがあります。

さらにMCTオイルとココナッツオイルは調理方法も異なります。

MCTオイルは、加熱すると煙が立ちやすく危険なため、加熱調理には向いていません。
それに対してココナッツオイルは、炒め物やお菓子作りなどの加熱調理にも適しています。

目次 -お好きなところからお読み下さい-

1 MCＴオイルとは
2 ココナッツオイルとは
3 MCＴオイルとココナッツオイルの違いとは
4 MCTオイルを日常に

MCＴオイルとは

MCTオイルとは、ココナッツやパームの種子など、ヤシ科の植物に含まれる天然成分「中鎖脂肪酸」のみで作られているオイルのことです。

中鎖脂肪酸は、一般的な植物油に含まれている長鎖脂肪酸と比べると、4倍の早さでエネルギーとして活用されます。

そのため、体脂肪として蓄積されにくいという特徴があります。

またMCTオイルは、加熱すると煙が立ちやすい性質があり、加熱調理には向いていません。

効率よくエネルギーだけを摂取することができるMCTオイルは、食事制限やダイエット時に不足しやすいエネルギー補給にもぴったりと言えます。

実際、糖質制限中の栄養補給として多くのダイエッターに多く使用されています。

肉や魚などのたんぱく質や、野菜などのビタミンやミネラルを含む食材と一緒に、バランスの良い食事をすることで低栄養を防ぎます。

しかし、油には変わりありませんので、摂取量には気をつけましょう。

ココナッツオイルとは

ココナッツオイルとは、ココヤシの実の胚乳から抽出される油のことです。

中鎖脂肪酸を多く含み、消化吸収・分解が早いのが特徴です。

しかし100％中鎖脂肪酸を含むＭＣＴオイルに対して、ココナッツオイルは中鎖脂肪酸の割合は60％程度で、残りの40％は長鎖脂肪酸です。

ココナッツオイルは約20℃以下になると固まる性質をもっていますが、酸化しづらく、熱に強いのが大きな魅力です。

そのようは性質を生かし、ココナッツバターや調理用に香りを取り去った精製タイプも販売されています。

ココナッツオイルの脂肪酸の約50％を占めている「ラウリン酸」には抗酸化効果があり、免疫力を高める効果があるといわれ、風邪予防などにも効果が期待できそうです。

さらに、ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は、分解されると一部「ケトン体」となります。
ケトン体はアルツハイマーの方の脳のエネルギーとして注目される物質で、認知機能の改善にも期待ができます。

優れた効果がたくさんありますが、MCTオイル同様、油には変わりありませんので摂りすぎは禁物ですので注意しましょう。