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生タコの刺し身はそのまま食べると危険?皮を剥けば大丈夫?

生タコの刺し身を食べたことはありますか?

実は、スーパーで売っているタコの刺し身はボイルされているので、刺し身といっても生の状態ではありません。

タコを生で食べても寄生虫や食中毒のリスクはないのでしょうか?

今回は、生タコを刺し身で食べる危険性や安全に食べる方法について

タコに寄生虫はいる?

タコの生食のリスク

生タコの下処理

など紹介していきます。

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タコに寄生虫はいる?食中毒のリスクは?

結論から言うと…

タコに寄生虫はいますが、食中毒を起こすような寄生虫ではありません。

危険な寄生虫 アニサキスはいない

魚介類を食べるときに心配な寄生虫といえば、アニサキスです。

タコは海底に生息していて、アニサキスが寄生したオキアミやイカナゴを餌にすることがないので、アニサキスが寄生することはありません。

アニサキスが生きたまま体内に入ると、数時間後にひどい吐き気や激しい痛みなどの症状が現れるアニサキス症という感染症を起こします。

タコにいる寄生虫はニハイチュウ

タコにアニサキスはいませんが、ニハイチュウという寄生虫がいる可能性があります。

タコの内臓に寄生するニハイチュウは、食べてしまってもアニサキスのような食中毒を起こすことはないとされています。

生タコの刺し身で危険なのは雑菌

タコに寄生虫による食中毒の心配は基本的にないと考えて良さそうです。

それでは、生タコの刺し身を食べるときに注意することは何でしょうか。

タコの吸盤には雑菌が繁殖しやすい

タコの足にある吸盤は雑菌が繁殖しやすい部分です。

雑菌がついたままの生タコを食べてしまうと、食中毒を起こす可能性があります。

魚介類にいる細菌といえば、腸炎ビブリオが有名ですね。

腸炎ビブリオとは

腸炎ビブリオは魚介類に生息している細菌で、体内に入ると腸内で増殖して食中毒を引き起こします。

腹痛、嘔吐、下痢といった症状が何日も続き、ひどい場合には病院で抗生物質の治療を行うことになります。

軽症であれば、自宅で症状が落ち着くのを待つことになりますが、その際は水分補給をしっかりしましょう。

生タコの刺し身を安全に食べる方法

生タコを安全に食べるには、正しい下処理と衛生管理が必要です。

生タコの下処理

まず、細菌対策として真水で洗った後、ぬめり取りとして多めの塩で揉んで洗います。

“生タコ 下処理”で検索するとたくさんのレシピが出てきます。

足の先端は切り落とす

足の先端は吸盤が細かく菌が繁殖しやすいうえ、洗いにくいです。

安全に食べるために切り落としましょう。

皮を剥く

吸盤に沿って包丁を浅く入れながら皮を剥きます。タコの足を回しながら剥くとやりやすいようです。

衛生管理

生のタコを安全に美味しく食べるためには、いくつか気をつけたいことがあります。

温度管理

真水で洗う

衛生管理

冷蔵庫で保存

菌の増殖を防いだり鮮度を保つためにも低温で保存しておきましょう。
4℃以下だと菌が増殖しにくいです。

夏場は家に持ち帰るまでに温度が上がらないように、氷やドライアイスを使ったり、保冷バッグに入れるといいですね。

調理前に真水(流水)でよく洗う

腸炎ビブリオは真水に弱いので、流水で全体を洗い、とくに吸盤付近はしっかりと洗い流します。

調理器具の洗浄

生タコを扱う前後はしっかりと手を洗い、他の食材に腸炎ビブリオがつかないよう気をつけます。
下処理に使用した包丁やまな板といった調理器具や食器類はよく洗い、ハイターなどで消毒します。

アニサキスが寄生していた魚を捌いた包丁やまな板の洗浄や手洗いが不十分だったら…アニサキスがタコの身に移動する可能性があります。

まとめ

ここまで、生タコを刺し身で食べるときのリスクについて紹介させていただきました。

生タコは寄生虫による食中毒はないと考えて構いません。
生タコの表面につく腸炎ビブリオは体内に入ると腹痛や嘔吐、下痢など激しい痛みの食中毒を起こすことがあります。
吸盤は雑菌が繁殖しやすいので、真水でしっかりと洗いましょう。

寄生虫に関して比較的安全なタコですが、細菌対策で衛生管理を徹底すればさらに安心して食べられますよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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