スーパーのお刺身を買ったらそのまま食べていますか?
お刺身を洗うことで食中毒のリスクを減らしたり、さらに美味しく食べることができます。
お刺身を洗う…ちょっと不思議な感じもしますが、水洗いで減らせるリスクや効果的の洗い方など、紹介していきます。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
お刺身の水洗いは食中毒のリスクを減らす!
水洗いは腸炎ビブリオのリスクを減らすのに効果的です。
腸炎ビブリオは真水に弱いので、水道水で洗い流します。
2001年の食品衛生法の改正以降、腸炎ビブリオによる食中毒は大幅に減っていますが、今でも食中毒が発生しています。
発症するとかなりの激痛を伴い、重症化することもあるので、食中毒は避けたいところですね。
水洗いは菌を除去するのには有効ですが、筋肉(身)に入り込むアニサキスなどの寄生虫はそう簡単に流れてくれないので、目視でチェックして取り除く必要があります。
鮮魚には菌や寄生虫のリスクは必ずあるので、安心安全に美味しく食べる方法を知っておくといいですね。
水洗いでお刺身は本当に美味しくなる?
水洗いすることで、表面のヌメリや臭みが取れ、美味しく食べられます。
臭み成分が水に溶け、腸炎ビブリオも水に弱いので、水洗いは有効ですね。
注意点としては、お刺身は水分を吸収するので水につけるとどんどん水っぽくなってしまいます。
流水で数秒さっと洗ったら、キッチンペーパーで水気をしっかりと拭き取ります。
水につけた瞬間から鮮度が落ちていくので、食べる直前に洗うか、水洗いをしたらなるべく早く食べましょう。
また、低温保存が菌を増殖させないポイントなので、食べる直前まで冷蔵庫に入れておきます。
水洗い+ワンステップでさらにお刺身が美味しくなる!
水洗いするだけでも臭みがほとんど取れますが、+ワンステップでお刺身を美味しくする方法を2つ紹介します。
①薄い塩水にくぐらせる
上記にもあるように、お刺身は水洗いすると水分を吸収して水っぽくなってしまいます。
水っぽいお刺身…美味しくないですよね。
お刺身を流水で洗ったあと、海水よりも薄い濃度の塩水にくぐらせると水っぽくなるのを防ぐことができます。
塩水にくぐらせた後、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
②塩と日本酒を振る
お刺身を流水で洗って水気を拭き取ったら、少量の塩と日本酒を振りかけてもみ、もう一度水気をしっかりと拭き取ります。
刺身を水洗いして、日本酒と塩を振ると格段に美味しくなると聞いたので実験中 pic.twitter.com/1Sw26Pgf8d
— シロネコ (@straypas) January 23, 2021
とくに、塩と日本酒を振りかけてもむ方法はいろいろなレシピサイトでも紹介されていて、ツイッター上でも本当に美味しくなった!と評判です。
料理酒ではなく日本酒を使うのがポイントなので、家に日本酒がない方は塩だけでもむ方が多いようです。
ほんのひと手間加えることで、さらにお刺身が美味しくなるので、面倒がらずにやってみましょう!
まとめ
ここまで、お刺身を水洗いする理由や洗い方など紹介させていただきました。
水洗いは表面につく腸炎ビブリオなどの菌が真水に弱いので、菌による食中毒の予防に効果的です。臭み成分も水に溶けて流れるので、表面のヌメリや臭みを減らして美味しく食べることができます。
ただし、水っぽくなるのでキッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取る必要があります。
また、水洗いした後は薄い塩水にくぐらせたり、塩と日本酒を振りかけてもむことで、さらにお刺身を美味しく食べることができます。
お刺身は鮮度が命なので、スーパーなどで買ってきたらすぐに冷蔵庫に入れて、なるべく食べる直前に水洗いなどの処理をしましょう。
水洗いすることで、お刺身を安全に美味しく食べることができますよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!