しじみは冷凍保存で栄養価が上がることを知っていますか?
しじみはあまり日持ちしない印象ですが、冷凍で長期保存することができるのでしょうか。
今回は、しじみの冷凍保存方法と賞味期限の目安について解説します。
しじみを冷凍するメリットや下処理・解凍方法も紹介しますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
しじみは冷凍保存がおすすめ
潮干狩りなどで沢山手に入れたしじみは、食べきれないまま傷んでしまうのではないかと心配になりますよね。
しじみを大量に手に入れて出来るだけ長く保存したい場合は、冷凍保存がおすすめです。
しじみは冷凍すると、長期保存できるほかに様々なメリットが得られます。
【しじみを冷凍保存するメリット】
- 長期保存が可能
- 旨味・栄養価が倍増する
- すぐに調理ができる
しじみは冷凍することで細胞が壊れ、旨味成分(グルタミン酸・コハク酸)や、栄養素(オルニチン)が増加します。
生もののしじみは冷蔵保存だと2日ほどで劣化が進みますが、新鮮な状態で冷凍することで3週間ほど賞味期限をのばすことができます。
水につけたまま冷凍すると3ヶ月ほど日持ちするので、長く使いたい場合は冷凍保存しておきましょう。
また、下処理した冷凍しじみは使いたい時にすぐ使えるのが魅力です。下処理を済ませて冷凍することで食べる際に処理の手間が省けるのでとても便利です。
しじみの下処理方法は?
しじみを冷凍保存するなら事前に下処理を行いましょう。
【しじみの下処理に必要なもの】
- 網
- バット
- 塩(小さじ2杯)
- 水(1000cc)
- アルミホイル、または新聞紙
次に砂抜きの手順を紹介します。
【しじみの砂抜き方法】
- ボウルにしじみを入れる
- 流水に当てて貝をこすり合わせるように汚れを落とす
- 1%の濃度で食塩水を作る
- バットに網を敷き、しじみが重ならないように並べる
- しじみが少しはみでるくらいまで塩水を入れる
- バットにアルミホイルまたは新聞紙を被せる
- 静かな場所に置き、4時間ほど放置する
- しじみを取り出し、流水でこすり洗いする
- しじみをバットに入れて、湿らせたキッチンペーパーを被せる
- 冷蔵庫または室内の涼しい場所で3時間程度放置する
しじみを冷凍保存する際は、上記の手順で下処理してから保存しましょう。
下処理を済ませておくことで、使う際の調理の時短に繋がります。
【冷凍】しじみの保存方法・賞味期限
しじみは、殻付き・むき身の状態で保存できます。
ここからは、しじみの正しい冷凍保存方法と賞味期限の目安を紹介します。
殻付きの場合
しじみを殻付きの状態で冷凍保存する方法は以下のとおりです。
【殻付きの場合の冷凍保存方法】
- 下処理したしじみの水分をキッチンペーパーで拭き取る
- 貝が開いている・欠けているものは死んでいるため取り除く
- ジップ付き保存袋にしじみを重ならないように入れ密閉させる
- 新聞紙に包み、2時間ほど冷凍する
- 凍ったら貝同士がくっつかないように揉んでバラバラにさせる
しじみを多く冷凍する場合は、一食分ずつにラップで包んで冷凍すると使う際に便利です。
むき身の場合
続いては、むき身の状態で冷凍する方法を紹介します。
【むき身の状態で冷凍保存する方法】
- 下処理したしじみをフライパンでしじみの口が開くまで乾炒りする
- 口が開いたら取り出し、身を外す
- むき身を一食分ずつラップで小分けにして包む
- ジップ付き保存袋に入れて密閉する
- 新聞紙に包んで冷凍保存する
しじみに火が通り過ぎると縮んで固くなってしまうので、乾炒りする際は様子を見ながら行いましょう。
冷凍しじみの賞味期限の目安
冷凍したしじみの賞味期限の目安は、約1ヶ月です。
1ヶ月以上経つと劣化が進み、品質が落ちてしまうので、できるだけ早めに使い切りましょう。
より長く日持ちさせたい場合は、水ごと保存容器に入れて冷凍してください。水ごと保存することで約3ヶ月まで賞味期限を延ばすことができます。
冷凍しじみの解凍方法
冷凍しじみは解凍せずにそのまま加熱調理に使いましょう。
特に殻付きのしじみは、自然解凍すると殻が開かなくなります。
冷凍したしじみは、冷凍のまま加熱調理に使い、一気に解凍するのがおすすめです。